コウノトリ

Ciconia ciconia/

冬枯れ、山麓の田んぼ

もう冬を待つだけとなった山麓の小さな田んぼ、そこで見慣れない鳥影と出逢った、そしてその鳥がコウノトリである事に気がつくのに時間はいらなかった。

兵庫県「コウノトリの里」にて人工繁殖され放鳥された鳥。

思いを馳せる情景

そう遠くない昔、このような情景は全国でもそう珍しい事ではなかったという。そう言えば農家の方が農作業をする田んぼの片隅、流れる水辺に何羽ものコウノトリが当たり前のように居る、そんな写真を見た事がある。人間と鳥が普通に共存する光景である、いつの頃から人は自然をおろそかにし始めてしまったのだろう?気がついた時にはもう取り戻せない光景、そして取り戻したい光景、そんな事を思い、そんな情景を想像して切り取った一枚。