オオハム

Gavia arctica/

2014.5.23 美しい夏羽の飛来

2014.5.24夕刻、湖の水面に浮かぶオオハムと出逢う事が出来た。日本にも多く飛来する野鳥では有るものの、外洋を生息域とする彼らが内陸奥深くに飛来する事はきわめて稀な事である。それもほぼ夏羽となった姿が見られる事は更に稀な事。前々からいつの日かこの山国の水面でも見る機会が有るかもしれないと考えていた鳥の飛来に、胸が踊らないはずも無い。
少し沖合で休みながらも、時折湖岸に寄り、更に流入河川まで入り込み獲物の魚を潜水しながら追う姿が見られた、特にすぐ近くで待ち構える人間にかまう事無くすぐ近くまでよって来る彼、さすがに外洋性の鳥で人間などには警戒心を抱かない様子。


流入河川まで来て獲物の魚を追うのは浅い水深で獲物を追いやすいのか?それとも湖水よりも透明度が高く、獲物の魚を目視しやすい為か?不思議と見ている中で獲物を追う様子が見られたのは全て河口周辺のみ。獲物はウグイ、モロコ、ワカサギ。
5/26AM7:45 今にも降り出しそうな曇天の空と強い風、それまでより沖合に浮かぶ様子が少し違って見える。盛んに繰り返す羽ずくろいと羽ばたき、いよいよ旅たちの時が来たようだ。