トウネン

Calidris ruficollis/

季節を映す秋の水面

今年もやって来てくれた彼ら。シギ類をそう多く見る機会は無いこの内陸の水辺なのだが、このトウネンたちは比較的毎年のように数羽が旅の途中に羽を休めに立ち寄ってくれる。

今年生まれの小さな身体・・・、そんな意味合いで名付けられた「トウネン/当年」。それだけ他のシギ類に比べても小さな彼ら。また警戒心も薄い彼らは歩き回りながら、岸辺に座り込みその様子を見ている私の足下までやって来ては可愛らしい姿を目の前で見せてくれる。


秋の水辺は時間を追う毎に様々な色合いを演出してくれる。
早朝には透き通った水面、日中はまだ夏の名残を感じさせ、そして午後の柔らかな空気感と特に夕刻の夕焼けを映し込む水面は流れる季節を十二分に感じさせてくれる。
そんな季節彩を感じながら・・・。