6月初旬、高原地帯も新緑の季節、そして一面にレンゲツツジの時期を迎える、山肌は紅色におおわれ、これから9月までキスゲやギボシ、ヤナギラン、マツムシソウなど次々に花々が咲き誇る、その花々の間に高原の鳥達が声を競う。所々からカッコウの鳴き声が聞こえ、ノビタキ達も飛びかい始めた。朝露の残る早朝、上空を聞き慣れない鳴き声と、時折「ゴ~」という音が響く。オオジシギのディスプレイ飛行である。夏の高原は色とりどりの花が次々と咲き、高原全体を染めます。時に赤く、時に黄色く、そして紫色にここには数千種類の花が咲くと言われます。そしてこの途切れる事無く咲き乱れる花々の間を飛び交う華たち、里山とは少し違った鳥たちがあちらこちらにその姿を見せてくれます。また6月まで雪の残る八ヶ岳では春から秋があっという間に過ぎていく、そんな中で里山では見られない高山鳥が原生林に、そして岩場に見られる。