「 春風に乗って 」

オオルリ

早春の森を、やって来たばかりの青い鳥を求めて歩いてみました。芽吹きが始まったばかりの春の里山。ほんの少しだけ色づいた緑と瑠璃色の輝き。


「 コブシ咲く 」

コガラ

いち早く花を咲かせたコブシが、まだ色の浅い森の中で浮き上がって見えます。そこにやって来る鳥を少し待ってみました。


「 白い園 」

アカモズ

春先が少し寒かったこの年、彼らの飛来と花の開花が、丁度良いタイミングに。満開の白い花をメインに、しかしアカモズの存在感も失われないように。


「 春紅葉 」

マミチャジナイ

芽吹き紅葉の中で。秋の鳥と思われがちなこの鳥、この場所では何度か春の渡り時期に見る事があり、毎シーズン気にしています。


「 ラブソング 」

アカモズ

白い花の合間で、飛来してきたばかりのモズがラブソングを奏でながら、ダンスを見せてくれました。


「 鮮やかな共演 」

ヤマガラ

色の濃いしだれ桜にやって来た、こちらもオレンジ色の姿が目立つヤマガラ。お互いの引き立て合い、素敵な共演を見せてくれました。

柔らかな陽射しを感じながら野山を歩ける季節を迎えた。ここ諏訪の地では里山の新緑は5月に 入ってから、まだ4月の山道は少し寂しい、しかしながらシジュウカラやヒガラなどは巣作りを始め、少し早く飛来した夏鳥たちの姿も見られる。センダイムシ クイのさえずりが林道のそこかしこから聞こえる、夏鳥の第一声。4月下旬にはオオルリやキビタキの美しい姿も見え始める。彼等の美しい声を聞くのは5月に 入ってから、少し遅く飛来するメスの姿を観てからだ。そして5月中旬にかけその種類/数共に増し里山は彼等のさえずりに包まれる、1年で一番森がそして鳥 達がいきいきとする季節である。


「谷に響く歌声」

ミソサザイ

林道、谷の下からテンポ良い歌声が響いて来ました。その声を便りに足を進めると、枝先で小さな身体全身を使い、さえずる姿が有りました。細く伸びた枝先が、彼のステージです。


「 桜前線 」

コムクドリ

街にソメイヨシノが咲く頃、それと一緒に姿を見せてくれるコムクドリの群れ、まるで桜前線と一緒に北上して来るかのように。この姿を見ると、ようやくこの地にも春が来る、私にはそんな春告げ鳥に思える鳥でもある。


「 夏羽へ 」

オオジュリン

暖かい風が岸辺のヨシの枯れ枝を揺らす中に、黒い頭が目立つようになって来たオオジュリンが、しきりに餌を探しまわっています。もう少し頭の黒くなった姿も見てみたいのですが、そろそろ彼らも北へ旅立つ季節です。


「タンポポ咲く林間にて」

クロツグミ


「 落葉松の春 」

ヒガラ


「咲き誇る季節」

ヒレンジャク


「 テリトリー 」

ブッポウソウ

ドンッ、振り向くと、2羽が絡み合って地面に落ちていた。何が起きたのか?そして彼らは飛び去って行った。しばらく後、再び2羽が空中戦を繰り広げ、嘴どうしで挟み合って、回転しながら地面へ落ちる姿を見た。初めて見る激しいテリトリー争いに驚くばかりだった。


「山里のお花畑」

キジ

山里の段々田んぼ、数年前までここにも稲が植えられて居ましたが、今では手を入れられる事も無く、荒れてしまいました。ただ、春先にはホトケノザやヒメオドリコソウなどが咲き誇り、小さなお花畑の様相を見せてくれます。羽色の鮮やかなキジとの共演です。


「  舞  」

サンコウチョウ

林の隅で枝の周りをくるくると回転するように飛ぶ姿。枝に張られたクモの巣を顔に巻き取って、巣作りに使うのだ。繰り返しその樹にやって来る姿を狙い、ひとつのクモの巣の前に三脚を立て、少し離れてそのクモの巣にやって来るのを待ってみた。


「 爽やかに朝 」

キビタキ


「 紅い鳥 」

アカショウビン


「 さくら 」

メジロ


「谷に舞い上がる」

ハヤブサ


「 黒の美 」

クロツグミ


「 桜 と 」

ヒヨドリ

「 見返り 」

イスカ

「 新緑の頃 」

キビタキ

「 出逢いから 」

ムネアカタヒバリ

「 森の仙人 」

フクロウ

「その声にひかれて」

コルリ

「 鋭 く 」

ハヤブサ